虫歯治療

1

虫歯の原因について

虫歯治療

主に歯垢(しこう)の中にいる虫歯菌は、食事の中の糖類を利用して酸をつくります。
この酸が固い歯を溶かしてしまうのが虫歯です。
虫歯菌は初期段階では歯の外側の固い部分を、その後進行すると、歯の神経や根元の部分まで侵すようになります。
虫歯が神経にまで達すると、強い痛みが生じます。
虫歯になる原因は主に以下の3つです。

①口の中に残った糖質や食べかす

間食が多く、いつも口の中に食べかすがあったり、歯磨きやうがいが不十分だったり、あるいは間違った方法で歯磨きをしていると、口の中に糖質や食べかすが残ります。
歯垢の中にいる虫歯菌が、これらをのり状の酸につくり変えて歯の表面に付着させるので、虫歯ができやすくなります。
とくに、砂糖の入った甘い食べ物は、虫歯菌が酸をつくりやすいので、虫歯の大きな原因となります。

②歯並び、噛み合わせ、歯の質

歯並びや歯の噛み合わせが悪いと、歯に汚れが溜まりやすく、虫歯の原因になります。
永久歯の形成期である7~8歳前後に重い病気や大きなけがを負い回復に時間がかかったり、カルシウムなど必要な栄養素が不足したりすると、歯の表面を覆うエナメル質が十分に形成されず、虫歯になりやすい歯になってしまいます。

③口の中が乾きやすい

唾液には口の中を湿らせると同時に歯の表面を覆って歯を守り、細菌を浄化する役割をしています。
さらに食べ物の消化を早めて残りかすを減らし、酸を中和するなど虫歯菌に対抗する働きもしています。
そのため、緊張やストレスで唾液が少なくなると虫歯のリスクが高まります。

2

進行段階ごとの虫歯と治療法

C1

C1の虫歯

歯の表面のエナメル質だけが傷ついたり、穴が開いた状態です。
虫歯になったところが乳白色や茶褐色に変色します。また、食べ物が詰まりやすくなり、デンタルフロス(糸ヨウジ)に引っかかる感じがみられます。
痛みなど自覚症状は、まだありません。

C2

C2の虫歯

虫歯が表面のエナメル質から内側の象牙質に達した状態です。
硬いものを噛んだときに痛んだり、冷たい水や熱いお茶、甘いものなどを口にするとしみるようになります。

C3

C3の虫歯

虫歯が歯髄にある神経まで達した状態です。
歯の神経の炎症が起こり、日常的に強い痛みを感じるようになります。
さらに進行して、歯の神経が死んでしまうと痛みはなくなります。

C4

C4の虫歯

歯の神経が死んでしまい、歯の形も大きく崩れ、根元だけが残っている状態です。
神経が死んでいるため痛みはありません。

3

当院の虫歯治療の特徴

痛みに最大限配慮した治療を行っております。

当院では痛みに最大限配慮した治療を行っております。虫歯治療で痛みを感じるポイントとしては、「麻酔の針が痛い」「麻酔が聞いておらず削られるのが痛い」という二点です。

麻酔注射の際には、まず表面麻酔を塗り、歯の表面の神経を鈍らせた後に極細の針で麻酔注射を行います。

その後すぐに治療を行わずに麻酔が十分に効いている状態を確認してから治療を行っていきますので、ほとんどの患者様は痛みを感じることなく治療を進めることが出来ております。