インプラント
インプラントとは何か?
インプラントとは人工の歯根のことを指し、インプラント治療とはその人工歯根の上にアパットメント(接続部)とセラミックの歯を取り付けたものを指します。
歯を失ってしまった場合にインプラント治療は有効であり、より自然な形で抜けた歯を補てんすることが出来ます。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
まずは患者様のお悩みをよくお聞きし、状態をきちんと知ることが最も大切です。
選択肢としてインプラントが最適かどうか、どのようなインプラント治療がベストなのかを患者様からお聞きしたお話や次のステップの検査を基に判断し、ご提案させていただいております。
検査・診断・治療計画
インプラント治療は手術を伴いますので神経や血管の状態を確認する必要があります。
確認をすることによって、万が一のリスクを限界まで引き下げます。
またインプラントを入れる骨量・幅が十分にあるかどうかを判断する必要があります。
もし十分ではなければ骨を作るための施術を行う必要があり、十分でなければ患者様に余計な負担をかけずにインプラント治療を行うことが出来ます。
そのような検査・診断結果により治療計画を作成し、患者様にご同意をいただいた上で治療を進めていきます。
インプラント一次手術
まずは顎の骨にインプラントを埋め込むことからスタートします。
その後、顎の骨とインプラントの結合を3~6ヶ月ほどの期間をかけてみていきます。
インプラント二次手術
顎の骨とインプラントの結合が問題なく進んでいれば、人工の歯を取り付ける準備をします。
その段階でも少し期間を置き、問題なくそちらも結合していればセラミックの歯を装着します。
それでインプラント手術自体は全て完了です。
メンテナンス
治療後ですが、インプラントは放置するとインプラント周囲炎(インプラントを埋めた歯茎の周りの歯周病)を起こし、せっかく埋め込み装着したインプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。
そのため、インプラント治療後は必ずメンテナンスにお越しいただくことが必要になります。
インプラント・入れ歯・ブリッジの比較
抜けてしまった歯を補てんする手段はインプラントだけではなく、入れ歯やブリッジなどもあります。
患者様の状態やご希望によって何が良いのかは様々です。
下記はその三つの比較表になりますのでご参考までにご覧ください。
インプラント
見た目 | ◎ |
---|---|
噛み心地 | ◎ |
治療期間 | △ |
他の歯への影響 | ◎ |
費用 | △ |
ブリッジ
見た目 | ○ |
---|---|
噛み心地 | ○ |
治療期間 | ◎ |
他の歯への影響 | × |
費用 | ○ |
入れ歯
見た目 | △ |
---|---|
噛み心地 | ○ |
治療期間 | ○ |
他の歯への影響 | ◎ |
費用 | △ |
インプラント治療後は必ずメンテナンスを
インプラントは比較的長持ちするもので、きちんとメンテナンスをしていれば30年ほど歯が長持ちする可能性があります。
しかしメンテナンスを怠るとインプラント周囲炎にかかってしまうリスクが高くなり、インプラント周囲炎になるとインプラントが抜け落ちて再度治療とインプラントを行う必要が出てきます。
患者様のお口にとっても費用的にもかなりのご負担となってしまうので、3ヶ月に1度ほど怠らずにメンテナンスに通っていただくことを当院ではおすすめしております。